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伝統の技と革新の技

伝統の技1世紀の証明。高度熟練技能者、1級木型技能士が在籍

創立100年を迎える早沢木型研究所では現在、高度熟練技能者と1名、1級木型技能士3名を擁しております。
高度熟練技能者とは機械では代替できない高度な技術を駆使して、高精度・高品質の製品・試作品を製作できる技能者、または機械と同レベル以上の製品の製作が可能な技能者のことを指し、中央職業能力開発協会によって認定されます。
早沢木型研究所では長き伝統を活かした鋳造用木型の匠の技で、お客様のご要望を形にしております。

革新の技豊富な経験知から適切な図面読解。鋳造用木型のCAD・CAM対応

精密な鋳造用木型製作のためには、もはやCAD・CAMは必要不可欠な道具となりました。
早沢木型研究所では、豊富な経験値から瞬時に図面形状を把握し、鋳造用木型について熟知した専任オペレーターが3D化。弊社保有のマシニングセンターや職人の手にて加工いたします。また、複雑な鋳造用木型の形状に関しましては、木型製作前にウレタン等での簡略化した試作を制作した後に、正確な製品を製作することで、高精度な鋳造用木型を実現しております。


お客様目線主義

お客様目線主義 その1
お客さまが鋳物しやすい木型の工夫

私たちはいただいた図面通りに鋳造用木型を作るのはもちろん、納品させていただいた後のお客様が鋳造しやすい木型作りを心掛けています。それにはもちろん、鋳造方法への深い理解もなければなりません。
右の写真は鋳造過程における中子型の砂込めを容易にし、鋳造現場の効率化を可能にするために組み立て式にした木型の一例です。


左上)中子型の枠を制作し、裏返すと枠から全てが抜けるよう四方勾配に制作。 右上)枠から砂の実を残し、木型部分を四方に離します。 左)全て落とし枠についていますので、木型寸法の誤差がほとんどありません。

お客様目線主義 その2
試作注文にも応対します

近年ではノミや鉋、鋸などはあまり使用されなくなってきたようですが、場合によってはシンプルな設計変更による木型改造などは、再度マシニングに乗せて加工するより手作業の修正の方が早い場合が多く、また職人技が必要です。お急ぎの試作品が必要な折など、ぜひお気軽にご相談ください。


上)医療機器の一部品用として試作依頼があった木型。 右)駆動部の一部と思われる試作品。手前の管は湯道です。

お客様目線主義 その3
出張訪問によるお打合せ

図面だけでは理解できない部分や鋳造方法案など、お客様に満足いただけるよう細かい打ち合わせにも対応いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。

作業効率第一主義 その4
信頼の高品質。マニシングセンター

お客様より支給された3次元CADデータから適切に数値を読み取り、仕様にあわせたCADを設計後、社内マニシングセンターにて一括加工を行います。
最終的な確認は必ず職人の手によってチェック。先端技術と熟練職人の融合で、信頼の高品質の鋳造用木型をお届けいたします。